MØDE通信VOL.9:公共データの 活用法を考える

2015デンマークは,電子政府政策の貢献もあり,公共データの整備が進んでいます.現在も,ベーシックデータと呼ばれる土地情報などの各種公共データが活用されるための枠組みが,急ピッチで整備されています.

この動きは,急に始まったことではありません.デンマークの統計局Statistics Denmarkでは,公共データが誰にでも使いやすいように整備されていて,この動きも90年代に始まったと言われます.各種分析に活用できるデータがStatistic Bankというサービスによって提供されており,自分でビックデータを引っ張り出し,分析することもできますし.貿易統計など新しく追加されたデータベースのお知らせや,統計局が分析した結果をグラフの形で見ることもできます.

これらをうまく活用することで,デンマークのトレンドを読むことができ,新しいサービスや製品を作り出すための参考に することができます.手短なところでは,デンマーク統計局が毎年出している「Denmark in Figures 2015」は,簡単に読める統計データとして秀逸です.この資料では,データから見る2015年のデンマークの概要を把握することができるのです.

デンマークに関する定量的なデータを活用し,調査分析したい,また新しいサービス展開に生かしたい,そんなプロジェクトを,北欧研究所と一緒に模索してみませんか?