リビングラボコンソーシアム開設のお知らせ
日本企業・大学のリビングラボ研究拠点として、北欧にジャパンノルディック・リビングラボコンソーシアムを設立いたします。 More
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人は国の重要な資源。そう考える北欧は、先端的な教育プログラムを、国が一丸となって模索していることで注目されています。国の指針が大きく枠組みを作り出し教育の質を担保すると同時に、大きな裁量権が現場に任されてより地域の課題に沿った教育の提要が可能になっています。義務教育である小中学校の9年間ばかりでなく、幼稚園や成人教育のプログラムも充実している北欧諸国。日本が参考にできる点は多々ありそうです。
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昨年12月末から3月末までインターン生として北欧研究所で活動していました、徳島大学助教の笹尾知世です。徳島大学では、昨年4月に地域の内外から社会共創を目指す「こまつしまリビングラボ」をスタートし、私はこのプロジェクトの立ち上げから企画・運営に携わってきました。3ヶ月間北欧研究所に在籍する中で北欧における様々な社会イノベーションの現場を見たり話を聞くことができ、ここで得た知見や人との繋がりを徳島で活かしたいと考えています。
デンマークに来て驚いたことの一つは、社会の中に良質な子供達を育む場がたくさん用意されていたことです。例えば多くの美術館やギャラリーでは、展示中の作品のコンセプトが伝わるよう秀逸に設計された工作プログラムが毎日のように開催されていました。また建築センターやデザインセンター、その他様々なオフィスの入る複合施設BLOX(写真)では、建物の一部が子供のための遊び場として機能しています。社会全体で幸福な子育て環境の創出が目指されているように感じ、こうした取り組みを徳島でも実現したいと思いました。
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北欧のキャッシュレス社会について、日本の大手ISerに講演を行いました。
デンマークで広がる少額決済の仕組みモバイルペイをはじめとし、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドなどの事例を交えながら、今後の北欧でのキャッシュレス社会展望を解説しました。
北欧研究所では、現地北欧のキャッシュレス社会を構成する金融機関やフィンテックスタートアップたちの調査やインタビューなどを実施しております。
モバイルペイに関するレポートNews, Service, 北欧調査 イノベーション・創造性教育, 北欧ICT事情, 北欧流参加型デザイン
Huaweiのオンラインメディア、HuaWaveに「【北欧発Happiness Technology】うつになってからじゃ遅いから――ストレス対策アプリSumondo」を寄稿しました。北欧は、既存の技術をうまく社会に組み込み、人々の生活に身近なところでテクノロジが多く活用されています。その一端をお届けします。
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2018年10月3日、北欧研究所によるホワイトペーパー「北欧のリビングラボ」の販売をアマゾンにて開始いたしました。
[内容紹介]
デンマークやオランダなど欧州北部では、70年代頃から、市民などの利害関係者を巻き込みつつコミュニティ全体で実施する「参加型デザイン」と呼ばれるイノベーション手法が独自に提唱されてきた。当初は、弱者である当事者(搾取されている労働者)を巻き込むためという政治的な色彩が強かった参加型デザイン手法であるが、近年それら北欧で実践されてきた社会的参加型手法は、複雑性、 不確実性が高まる現代社会の社会課題の解決に有効な持続性を兼ね備えたイノベーション・アプローチであるとして国内外から注目されるようになっている。 提唱されてきた多くの手法は、年月を経てコミュ ニティでの活用における最適化が図られ、知見が蓄積されてきた。数々の参加型デザインの手法の中でも、コミュニティにおけるイノベーションと持続的発展を支える枠組みとして、近年注目されているのが、「リビングラボ」である。 本稿では、 北欧におけるリビングラボを中心に調査し、本稿で述べられる「リビングラボ」や「参加型デザイン」は、北欧のものを中心とした概念として扱う。
本ホワイトペーパーは、こちらから入手いただけます。是非ご一読ください。
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コペンハーゲン近郊にあるフォルケスコーレ(小中一貫学校の義務教育機関)の庭をデザインする機会を頂いた。この話は普段仲良くさせて頂いているフォルケホイスコーレ(成人教育機関)のひとつ、クローロップホイスコーレから間接的に頂いたため、直接フォルケスコーレの方と話したわけではないが、現在使われていない庭が校舎裏にあり、そこを子どもたちが遊んだり野外学習したり出来るような場所として生まれ変わらせてほしいという要望のようである。 More
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STEM(理工系)分野と高成長スタートアップの相関性が高いというレポートが、近年北欧で注目されています。世界の他地域の例にもれず、北欧でも新産業創生が求められており、より高成長が期待できるSTEM分野に特に注目した起業家を育成するための試みが数多く見られているのです。
北欧で盛んなのは、日本や米国で多々見られる民間ファンドというよりは、政府系のファンド、地方自治体の企業サポートプログラム、大学での教育プログラムなどであるのですが、特に、STEM系大学で実施されている起業家育成のためのプログラムや環境づくりは、まだ日本ではそれほど見られないということもあり、日本にも参考になる点が多いと言えます。また、高等教育機関における高成長スタートアップのサポートは、より効率的/効果的であるとみられ、投資効果が高いと見込まれています。
北欧社会に特徴的なイノベーション手法や参加型手法を取り入れたプロジェクト、誰でもがコラボレーションのために使える場の構築、3Dプリンターなどの最新機材を揃えたファブラボ、それらがうまく絡み合い、新たな起業家育成環境のエコシステムが出来上がっています。
北欧研究所の最新レポート「北欧社会の起業家育成事情」では、北欧の起業家育成事情を、政府系ファンドや地方自治体の取り組み、大学プログラムなどを中心に調査し、北欧における起業家育成環境を探っています。
問い合わせ:info@japanordic.org
(Photo: DTU, Skylab, Stamers Kontor)
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日本の大手企業の依頼により,現地フィールド調査,インタビューの事前アレンジ,当日の配車,通訳を含めた調査アシストを行いました.
対象となったのは,フィールド調査やインタビューのアレンジに約2週間,フィールド調査に1週間の約1ヶ月にわたるデザイン手法を用いた北欧における調査支援です.北欧研究所は,クライアントのニーズに沿い,条件に該当するデンマーク・スウェーデンの該当カスタマグループのリクルーティング,当日の配車,インタビュー実施,振り返りとディスカッションなど,全般に渡るデザイン手法を活用した調査支援を行いました.
社会文化背景を知らずに,現地人を対象としたインタビューのアレンジをすることは,時には大きな困難を伴います.インタビューに適切な時間,個人宅を訪問する際に注意点などは,現地の社会文化背景を理解し,広く国内外に人的ネットワークを有する北欧研究所だからこそ提供することのできるサポートと言えます.また,抽出された定性データの相違点などは,個人の個性による違いか,国民的な違いによるものなのか,アドバイスをさせていただくことで,より高品質なデータの収集が可能となります.
暖冬と言われていたのデンマークにも、冬らしさがやってきました。風が強いので体感温度が下がり、夏大好きな私にはこの太陽の見えない暗く寒い冬が一番辛い季節です。
そんな日照時間の短い冬、家の中で楽しむ事が上手なデンマーク人。編み物をする人も多いのです。日本で編み物と聞くと女性が編むイメージが強いでしょう。デンマークでも女性が多いですが、男性の編み物愛好者や、編み物作家は日本より目にすることが多いです。 More
2013年11月16日から2014年4月までの約半年間の間,デンマーク国立博物館で,日本の20世紀初頭の写真彩色コレクションの企画展示’Pigen og parasollen’が開催されます.北欧研究所では,企画展示に用いられている日本のプリント機器企業FuRyu(株)とデンマーク国立博物館の仲介を行いましたが、引き続き,オープニングセレモニーでのプレゼンテーション通訳・日本から訪問したFuRyu(株)重役のアテンド業務を担当しました.
通訳・アテンド業務としては,在デンマーク日本大使、
また、国立博物館の依頼を受け、
今回の展示は,文化的にも高く評価されている写真彩色コレクションと,そこからつながるプリクラ*などに代表される現代の日本の写真文化を、歴史的に脈々と受け継がれてきた日本の創造的な写真文化として紹介し体験させる野心的な企画です。この展示は,デンマーク国立博物館のアジア文化担当キュレータ,マーチン・ペータセン氏により構想が練られ実現に至りました。マーチン・ペータセン氏が来日し、
ぜひ、デンマーク国立博物館に足を運んで見てください。日本人の視点からも非常に興味深い新しい切り口での展示は、一見の価値ありです。
デンマークは知る人ぞ知る自転車大国。コペンハーゲンに置ける市民の自転車利用率は、オランダに次ぐと言われるほどです。コペンハーゲンでは、いかに自転車の利用が促進されているのか、さらに自転車の使いやすいエリアとなるために、どのような政策が進められているのか。コペンハーゲン市の野心的な目標とともに、文献・インタビュー調査を実施し、レポートにまとめました。
日本の大手システムインテグレーション企業の依頼で、北欧のデザイン手法に関する調査を実施し,報告書にまとめました。
北欧のデザイン・コンサルティング企業や団体は,過去10年ほどで大きく成長してきました。これら北欧のデザインコンサルティング企業がどのような経緯で発展してきたか,さらに,いかにデザイン手法を通常業務に組み込み,イノベーションを巻き起こしているかが調査目的となりました。
本プロジェクトでは、北欧の関連企業や団体や教育機関をリストアップする市場調査から開始し、デンマーク・フィンランドの2国に特に焦点を当てることになりました。その後,それら機関へのアポイントを取得,インタビューを始めとする訪問調査を実施しました。
最終的に,これらの調査結果を、ケースを共に調査レポートとしてまとめています。