東京で、北欧研究所OBOG会を実施しました
2月上旬に、「北欧研究所のOBOG会」を東京にて開催しました。
2014年~2025年に北欧研究所で活動していたメンバーが11名集まり、数年振りと久々に会った人たちも多く、近況報告や生活の変化、新しい仕事や、結婚された方、される方などの報告会になりました。
北欧研究所のFacebook、X(旧Twitter)、Instagram、Noteでは研究員やインターン生の執筆記事、デンマークのビジネス記事を掲載しております。併せてご覧下さい。
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2月上旬に、「北欧研究所のOBOG会」を東京にて開催しました。
2014年~2025年に北欧研究所で活動していたメンバーが11名集まり、数年振りと久々に会った人たちも多く、近況報告や生活の変化、新しい仕事や、結婚された方、される方などの報告会になりました。
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私は2024年9月から2025年1月までの5か月間、デンマーク工科大学への交換留学と並行して北欧研究所でインターン生としてお世話になりました。キャンパスでの学びだけでは得られない多くの経験に、心からインターンを始めてよかったと感じています。学生生活の最後の半年を、新たな学びや人との出会いに恵まれて過ごせたことは、私にとって貴重で大きな糧となりました。本当にありがとうございました。
北欧研究所での具体的な業務としては、コペンハーゲン視察の計画・アテンド、環境・エネルギー、高齢者ケア、デジタル分野の調査・レポート執筆、Facebookアカウントの運用などを担当しました。特に、専門分野であるまちづくりに関するコペンハーゲン視察への同行では、大規模都市開発から地域コミュニティを支える拠点、行政のデジタル化や環境への取り組みなど、さまざまなまちづくりの現場を実際に訪れ、そこで活躍されている方々のお話を伺うことができ、大変勉強になりました。
また、自身の大学での体験をきっかけとして「デンマークの大学におけるイノベーション支援の特徴」をテーマとした個人研究を進め、大学施設の担当者にアポイントを取ってのインタビューやフィールド調査を実施しました。
これらの活動を振り返り、特に2つの視点を得られたと感じています。1つ目は、相手が本当に必要としていることを考え続ける視点です。リスト作成一つとっても、ただ求められた情報を並べるだけでなく、「相手はこの情報をどのように使うのか」を想像し、そのうえでさらに役立つ情報や文書構成を自発的に考えることで、初めて質の高いアウトプットが生まれるということを実感しました。
2つ目は、外から日本を捉え続ける視点です。デンマークに関するニュースや事例に毎週触れ、対外的に情報を発信していくなかで、専門外のトピックでも「では日本ではどうなっているのだろう」と興味をもって調べるようになりました。生活や文化の面でも、デンマークでの暮らしを肌で感じ、社会構造の違いを学ぶにつれ、日本を今までと異なる角度から見つめ直す機会が格段に増えたと感じます。特に、安岡さんをはじめ、長年デンマークで生活している日本出身の方々の実体験に基づいたお話をうかがうことで、共感する部分や気づきも多く、日々の生活の中で新たな発見を得ることができました。未熟で言語化しきれていない部分も多いですが、こうした経験や思考のひとつひとつが私の留学生活におけるかけがえのない財産となったことは間違いないと感じています。
こうした学びを促し、導いてくださった、安岡さんはじめ北欧研究所の方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。今後はこの学びを必ず生かし、より成長した姿で皆様にお会いできるよう、新たな社会人生活に向けて一層邁進していきたいと思います。
本当にありがとうございました。
宮本千央
2024年9月から11月末までの3か月間、北欧研究所にてインターン生として活動させて頂きました。実は一年間の留学を予定していたのですが、急遽帰国することとなってしまったため、こんなにも早くこの体験記を書いていることに自分でも驚いています。
北欧の都市開発に関心のあった私にとって、コペンハーゲンで過ごした時間は非常に濃密なもので、ただ街を歩いているだけでは見えてこない都市の裏側を学ぶことができました。
開発の現場を実際に訪れ、取り組みに携わる方々から話を聞く。得られた学びを研究所のメンバーや、日本から視察に訪れる企業の方々とともに再考し、その結果を人に伝わりやすいようにレポートに記す。北欧の都市開発のディテールやプレイヤーのモチベーションに触れることで、暮らしやすく持続可能な都市空間の本質に近づき、日本の都市開発の前線で活躍する方々とともに活動することで、より高い視座で都市を思考する力を身につけていくことができました。
私はコペンハーゲンの中心部で生活していて、よく街中を散策していたのですが、街並みを見て気付くこと、考えることが、初めの頃と今とでは大きく変わっており、自分自身の成長を感じています。
「現地でしかできないことに取り組もう」という安岡さんからの教えを受け、街を歩く際には、気になることがあれば、できるだけ現地の人々に尋ねてみようと心がけていました。カールスバーグという再開発地域を歩いていた時、何気なく道を聞いた高校生くらいの男の子が「高すぎる建物はこの街にとってアンナチュラルだと思う・・・古い建物を大切に使っていきたい」と言っていたことはとても印象に残っています。
自身が住む街について、多くの住民が高い関心と夫々の考えを持っている。市民の都市や街を創る側の人々だけではなく、実際に住んでいる人々からも多くのことを学びました。
このような充実した留学を送ることが出来たのは、安岡さんをはじめ、北欧研究所の方々のおかげです。まず、安岡さんには、普通の大学生活では得難い経験をさせて頂いたこと、本当に感謝しています。
北欧研究所では、情報の集め方やその伝わりやすいまとめ方といった研究の技術的な面だけでなく、学ぶ姿勢や物事の捉え方など、精神面でも多くを教えて頂きました。ミーティングの時間は、北欧や日本について多角的に考えを深めたり、街を見ていく中で得られた気付きを言語化していく重要な時間であると同時に、留学で生じるストレスや悩みを吐き出すことの出来る時間として、大きな心の支えとなっていました。素敵な方々に囲まれて、留学を最初から最後まで楽しむことが出来たと感じています。
短い間でしたが、非常に価値のある時間を過ごさせて頂きました。北欧研究所の方々には、色々と教えてもらうばかり、施してもらうばかりでしたが、この経験を糧に成長した姿をお見せすることで、恩返ししたいと思います。
本当に、ありがとうございました。Vi ses!
外間政紀
北欧研究所は、持続的なイノベーションの在り方についての研究・実践機関リパブリック(RE:PUBLIC)が率いるエイブルシティ・ラボ「-able city lab」に参画しています。
今回、エイブルシティ・ラボ「-able city lab」プロジェクトメンバーがコペンハーゲン訪問をした9月30日から10月2日にかけての3日間、共に現地調査をいたしました。
都市と人の関係を考え、イノベーションが起こる場を如何に創るか追求するリサーチプロジェクト、エイブルシティ・ラボ「-able city lab」。様々なセクターの人々が関わり合う、共創イノベーションの最前線であるコペンハーゲンのフィールドワークでは、次の場所を対象としました。
レフスヘーレウーエン(Refshaleøen)やヤンバネビューエン(Jarnbanebyen)、ノーハウン(NordHavn)といった都市開発区域から、デモクラシー・ガレージ(Democracy Garage)やバーネゴン(BaneGaarden)、ブロックスハブ(BloxHub)、コペンハーゲン市役所(City of Copenhagen)と、様々な場所を訪れ、住民の目線に立った都市開発プロセス、人々がアイディアを持ち寄り、共創が行われる場の在り方に迫りました。
エイブルシティ・ラボチームは、これまでのリサーチから得た知見をもとに、12月上旬に鎌倉でのワークショップ、2月上旬には公開シンポジウム「-able cityのつくりかた」を開催する予定です。是非皆様足をお運びください。
私は2023年9月から2024年2月までの6ヶ月間、北欧研究所でインターンをさせていただきました。
北欧研究所での活動は、初めて触れる業務ばかりで思うように行かず大変な思いをすることも多くありましたが、大学の座学だけでは知り得なかったであろうデンマーク社会の多くの側面に触れ、社会情勢の変化をより身近なものとして体感することが出来ました。私が個人的にインターン開始時に立てた目標のひとつであった、「北欧社会を批判的に捉える」ということも、タスクを通して大いに実践することが出来ました。
具体的な業務としては、スタートアップの調査、スマートシティとしてのコペンハーゲン視察の計画・アテンド、福祉制度の調査、XとFacebookの運用に携わらせていただきました。これらの業務を通して、全く専門外であったとしても英語・もしくはデンマーク語の原典に向き合って調査する粘り強さや、デンマーク社会を対外的に発信する際の他者視点を鍛えることが出来たと考えています。このような貴重な経験が出来たことは、私の留学生活にとってかけがえのない財産となりました。
また日々の委託業務に加えて、私自身の個人研究にも取り組ませていただきました。「デンマークにおける包括的性教育とジェンダー観形成の関係性」というテーマで、現地のNGOにインタビューを行ったり、学生へのアンケート調査を行ったりしました。
安岡さんや同僚の方々にアドバイスを受けながら研究を進め、日本に帰国してからも少しずつ書きためて、ようやく1つのレポートとして充実した内容にすることが出来ました。成果を発表させていただく場を持てるということは大変希有なことで、私としても留学の集大成として書き上げることができ安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。
実は、働き始めて間もないころ、安岡さんが「留学先で得られる繋がりの尊さ」についてお話ししてくださったことがありました。「これがしたくて自分は遠路はるばるここまで留学に来たんだ、だから力を貸して欲しい」ということを信念を持って伝えれば、予想できなかった繋がりも実現できる。留学生の信念や熱意に人は動かされるものだ。というお話でした。
私はそのお話を聞いてから、留学して得られる環境は一生に1度だと胸に刻んでその環境を利用しまくろう、頼りまくろう、自分のコンフォートゾーンを抜け続けようと決心しました。その結果として、レポートに協力くださった方々だけでなく、教育現場やクリニックへの訪問・インタビューなど多くのご縁に繋がり、留学が何倍にも実りの多いものになりました。このように私の留学中の姿勢や方向性を正しアドバイスをくださった安岡さんには感謝の気持ちでいっぱいです。このインターンに参加したことにより、自分の信念に立ち返りながら目的意識を持って留学生活を過ごせたと思っています。
そしてもう一つ重要なことは、コミュニティとしてこのインターンの場は非常に私にとって心安まる空間だったということです。同僚の方々との気の置けない会話や業務外での交流を持てたことにより、留学中のストレスや悩みを解消しながら過ごすことができたのだと思います。
これら全ての貴重な経験ができましたのも、代表の安岡さん始め他のインターン生、業務で関わってくださった全ての方々とのご縁があってこそだと思っております。この場をお借りして厚く感謝申し上げます。
いつか胸をはってまた皆様にお会いできるよう、これからの自分の研究やライフワークに努め、精進したいと思います。
本当にありがとうございました。
小野愛莉
北欧研究所には、9月から二名の頼もしいインターン生が加わり、先日その歓迎会を行いました。今回の歓迎会は、デンマークのコペンハーゲンにある中華料理店「Hidden Dimsum」で開催いたしました。
Hidden Dimsumは、メトロRådhuspladsen(ローフスプラセン)駅から徒歩5分程のところにあり、コペンハーゲン中央駅からでも徒歩でアクセス可能です。小さなレストランですが、アレルギーにも柔軟に対応してくださり、点心など本格的な中華料理を楽しむことができました。コペンハーゲンにお越しの際は、ぜひ訪れてみてください。
引き続き、北欧研究所ではホームページでのニュース配信に加えまして、Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、Noteでは研究員やインターン生の執筆記事、デンマークのビジネス記事を掲載いたします。今後ともよろしくお願い申し上げます。
北欧研究所 一同
北欧研究所は7月16日から18日までの間、市民グローバル活動ネットワーク(CINGA)と東京都図書館員の方のデンマーク訪問をサポートさせていただきました。
16日には、デンマーク難民評議会(DRC)を訪問し、DRCの活動とデンマークの難民状況についてのプレゼンテーションを受け、質疑応答セッションを行いました。その後、デンマークの図書館ブラックダイヤモンド(The black Diamond)の施設内にあります部門、多言語コレクション(Flersproglig Samling)を訪問し、館内案内と多言語書籍のコレクションについて紹介していただきました。さらに、移民博物館(Immigrantmuseet)を訪れ、デンマークの移民の歴史についての洞察を提供してもらい、博物館内を案内していただきました。また夕食会として、デンマーク国内でも注目を集めているコミュニティスペース、アブサロン(Absalon)を訪問いたしました。
17日には、ノレブロ図書館(Nørrebro Library)とフレデリックスベア図書館(Frederiksberg Library)を訪問し、館内案内や図書館で行われている様々な活動について説明を受けました。17日と18日の残りの時間には、インターナショナルハウスコペンハーゲン(International House Copenhagen)やデンマーク語学校を訪問し、移民や難民にとって重要な役割を果たす施設を見学しました。
3日間を通じて様々な施設を訪問し、スタッフの方々と意義深い議論を交わすことができ、非常に価値のある豊かな時間となりました。
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北欧研究所は、6月14日から16日まで、株式会社三井デザインテックの代表4名様のデンマーク視察訪問をサポートさせていただきました。
14日には、Bjarke Ingels Group(BIG)、Bloxhub、VELUXを訪問し、プロジェクトに関するヒアリングやオフィスの案内をしていただきました。15日には、エナジーアイランドとして知られているデンマークのボーンホルム島を訪問いたしました。この日は、ヨーロッパでトップ10の環境に優しいホテルの一つに選ばれたHotel Green Solution Houseを訪れ、その後、デンマーク最大の年次民主主義イベントであるフォルケムーデ(Folkemødet)に参加しました。フォルケムーデでは、王立デンマーク・アカデミー(Royal Danish Academy)のデザイナーや学生たちと持続可能なデザインについて活発な議論を交わすことができました。16日には、Square One訪問、および、Upcycle studios、Grønttorvet、Living Places Copenhagenなどの現場視察をいたしました。
このような貴重な機会に感謝いたします。三井デザインテックの皆さまにとって、デンマーク訪問が有意義で実り多いものであったことを北欧研究所一同願っております。
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私は2023年9月から2024年6月までの10か月間、インターン生として北欧研究所にてお世話になりました。この期間、インターン活動内外で楽しい時間を共に過ごした同僚インターン生の皆さんには深く感謝しています。また、この貴重な機会を提供してくださった上、インターンだけでなく留学生活まで気にかけ、支えてくださった安岡美佳さんには心から感謝申し上げます。
北欧研究所の活動では、インターン生でありながら裁量を持って働くことができ、やりがいと共に大きな自己成長を感じました。委託タスクでは、北欧諸国に関するレポート作成から、県議会を対象にした視察調査の企画や同行まで、様々な内容・分野を担当しました。
デンマークに留学して間もない私にとって、この視察調査の業務はやや荷が重かったのですが、安岡さんや他のインターン生の助けを借りて、無事にやり遂げることができました。
特に、この視察調査の一環として行った、現地在住の日本人とのワークショップでは、司会進行を担当する機会をいただきました。非常に緊張しましたが、大学で専攻してきた行政学の知識を活かして進行することができ、最後にクライアントの皆様から感謝の言葉をいただいた時には、大きな達成感と喜びを感じました。
また、個人研究では「日本とデンマークの官僚社会における労働環境の違い」というテーマで1年間調査・研究を行いました。研究の中で、実際にデンマークの政府関係者や官僚にインタビューを行うという、デンマークに留学し、インターンをしているからこその貴重な経験を積めたのは大きな成果です。予定通りに行かないことも多々ありましたが、最終的に約2万5000字の論文を完成させることができました。
「デンマークのホワイトな働き方」は近年日本でも注目されていますが、デンマークの『官僚社会』の労働環境についてはあまり焦点が当てられてこなかったため、文献調査などの情報収集には苦労しました。しかし、インタビューを通じて、デンマーク官僚の一日のスケジュールや官僚社会の文化など、新たな知見を多く得ることができたので、大きな満足感を味わっています。
何より、素晴らしい人たちに囲まれていたなと感じています。安岡さんには何度も食事に連れて行っていただき、同僚のインターン生たちは年齢や職歴に関係なく、とてもフラットに接してくれました。
北欧研究所の活動を通じて、ビジネススキルだけでなく、目標に向かって主体的に行動する姿勢など、数多くのことを学ぶことができたと感じています。この経験は、いわゆる就活の「ガクチカ」にとらわれない、社会で活躍するための第一歩になったと自信を持って言えます。また、どこかでお会いした際にさらに成長した姿をお見せできれば嬉しいです。
改めまして、10か月間、このような貴重な経験をさせていただき、また留学中あらゆる面で支えていただき、本当にありがとうございました。
植村雄太
弊所メンバーの活動宣伝となります。
2024年4月より、課題先進国の日本の超高齢問題をポジティブに解決するソーシャルベンチャー、デイチャーム株式会社の公式ホームページに、北欧のシニアレポートとして、弊所メンバーの執筆記事が毎月公開されることとなりました。
4月は安岡の執筆記事「デンマークの高齢者が求める「生きるためのマインドセット」ーデンマークの高齢者福祉の三原則ー」、5月はインターン生植村の執筆記事「デンマークの福祉を支えるテクノロジー」が公開されております。(各記事名をクリックしていただきますと、記事がご覧になれます。)
また、6月以降もデイチャーム株式会社のホームページにて毎月記事がご覧いただけますので、是非ご一読ください。
北欧研究所 一同
3月6日、東京都市整備局の4名の方々がコペンハーゲン郊外にある都市、ロスキレを訪問いたしました。東京都での自転車道路整備と選手村跡地の再開発を進めるにあたって、コペンハーゲンの都市開発について弊所安岡にインタビューを行い、その後ロスキレの街づくりについて視察をして行かれました。
遊び心のあるロスキレの街づくりは、印象的でした。例えば、気候変動による豪雨が問題となった際には、貯水池とこれに続く水の通り道が設置されました。普段は貯水池に繋がる道には水が通っていないため、この道はスケートボードパークとして利用できるような設計となっており、デザイン性のある空間でした。その他にも、自動車の速度を落とす道の設計や、自転車と歩行者の専用道路などがありましたが、住民の間では歩きやすさの観点で賛否があるようです。
東京都市整備局の方々によると、東京都は土地が余っていないという点と、土地の所有者と管理のシステムがコペンハーゲンとは異なるという点で、自転車道路の導入や再開発は簡単ではないとのことでした。今回の視察を経て、近い将来に東京都でも自転車の使いやすい街づくりが実現されることを、北欧研究所一同願っております。
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1月10日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のデンマーク訪問につきまして、技術ワークショップを開催いたしました。今回のワークショップでは、JST国際技術交流プロジェクトの一環として、北欧スマートシティデザイン及びAIイノベーションをテーマとして掲げたうえで、CREST「人工知能」領域、ACT-X「次世代AI・数理情報」領域の研究者を中心に、多くの参加者が研究発表を行いました。発表を通して、熱い議論と意見交換が積極的に行われ、実りのある研究ワークショップとなりました。
JSTのお越しいただいた皆様にとって、今回の会が、北欧スマートシティデザイン及びAIイノベーションについても知識を深める充実した時間であったことを、北欧研究所一同、願っております。
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先日、北欧研究所では、スタッフ一同でクリスマス会を行いました。デンマークではクリスマスの食事会のことをJulefrokost(直訳:クリスマスランチ)と言いますが、一般的に14時~16時くらいの時間帯から始まります。
今回のJulefrokostは、デンマークの伝統料理店である「Slotskælderen Gitte Kik」で開催しました。場所は、コペンハーゲンのメトロGammel Strand駅から徒歩1分のところにあります。Smørrebrødと言う、デンマークの伝統的なオープンサンドイッチを主に提供されており、スライスしたライ麦パンの上にニシンの酢漬けやサーモンを乗せていただきます。クリスマス料理の定番であるFlæskestegという豚肉料理など、その他様々な伝統料理もいただくことができました。
Slotskælderen Gitte Kikは1797年開業と、コペンハーゲンで古くから親しまれてきたお店です。デンマークにお越しの際は是非訪れてみてはいかがでしょうか。
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11月23日、北欧研究所スタッフは、東海大学ヨーロッパセンターとコペンハーゲン大学公衆衛生学部の合同セミナー「新しいデジタル技術と高齢化社会:日本とデンマークにおける保健分野の取り組み(英:New Digital Technologies and Aging Society: Health Sector Initiatives in Japan and Denmark)」に参加いたしました。その際、弊社安岡が「ユーザー視点の価値 – 社会にテクノロジーを導入するには(英:Value of User Perspectives – How can we implement technology in Society)」という題目で発表を行いました。
セミナーでは、デンマークと日本における、各々の医療や高齢者福祉に関連する政策や取り組みについての発表や、医療分野におけるAIの活用の現状と可能性をめぐる白熱した議論が交わされました。東海大学ヨーロッパセンターとコペンハーゲン大学公衆衛生学部の研究員の皆さまのご参加の他、デンマーク全国ICT協議会、在デンマーク日本国大使館、デンマークデジタル庁、Rethink Value株式会社、デンマーク工科大学、学生等、多くの皆さまが参加いたしました。
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11月14日、電子情報技術産業協会 (JEITA) のデザイン専門員会の総勢25名が、デンマークの参加型デザイン・リビングラボを学びに、コペンハーゲンを訪問しました。北欧研究所では、弊社安岡のリビングラボのレクチャー、ディスカッション、およびDDC、Bloxhubへの訪問支援を行いました。その際、活発な質疑応答が行われました。ここでの学びが日本のハピネステクノロジーの進展に繋がっていくことを期待しています。
デザイン専門員会の参加者の皆さまは、ソニーグループ株式会社、株式会社ニコン、日本電気株式会社、パナソニック コネクト株式会社、株式会社日立製作所、富士通株式会社、富士フイルム株式会社、三菱電機エンジニアリング株式会社、株式会社リコーと、様々な企業からお越しくださいました。
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10月8~10日、富山県が抱える、若年層の都心流出と県内の高齢化の問題をデンマークのスマートシティの観点から解決を図りたいという目的のもと、富山県議会の議員6名がデンマークを視察訪問いたしました。
北欧研究所は当視察に際し、デンマークのスマートシティ・デジタル化に関連した施設(バーネゴーデン・コペンヒル・コペンハーゲン中央図書館)のガイド、デンマーク企業訪問(DDC・Queue-it)のアテンド・帯同、安岡によるスマートシティの講演、そしてデンマークに住む日本人とのワークショップを担当いたしました。
10月9日は、北欧研究所の安岡が「デンマークのデジタル化、コペンハーゲンのスマートシティ」の講演をいたしました。デンマークがどのようにデジタルを発展していったかを学んだとともに、日本との比較を実感することができました。
10月8日は、 コペンハーゲン中央図書館を訪問いたしました。ここでは、本の貸し出し・返却は全て機械が行います。実際に本の借り方を実演し、返却した後ベルトコンベアに乗って本がどのように流れていくのかも視察いたしました。
10/10は、デンマーク在住の日本人の方々とのワークショップを開催いたしました。「地方における若年層の流出」と「デンマークの生活とデジタル」という2つのテーマのもと、働き方や子育てで重視することや、日本とデンマークの生活・身の回りのデジタルの違いについて話し合っていただきました。
今回の視察が富山県の課題解決の一助になることを北欧研究所一同、願っております。
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デンマークでは9月から新学期が始まり、コペンハーゲンで留学生活を送る学生を中心に、北欧研究所のインターンシップが始まりました。今期のインターン生の興味分野は移民難民、行政学、ジェンダー、デザインなど様々で、日本で所属している大学も各メンバーで異なります。学年も学士、修士、社会人経験を経た修士、休職中の社会人など、多様な背景のメンバーが集まりました。
先日は、北欧研究所代表の安岡とインターン生(とその家族)で集まってウェルカムパーティーを行いました。各々の留学生活の近況や最近のハッピーニュース、寒くて暗い冬を楽しむための計画など、色々な話題で盛り上がりました。パーティーに選んだお店は、コペンハーゲン市内にあるMaibao (インスタグラムアカウントは@maobaocph )というお洒落なアジア料理店です。
北欧研究所のインターンは、様々な施設やイベントの視察に同行することもあれば、日本から北欧を訪問する方々とのワークショップを担当する事もあります。留学生活と並行しつつ、自分だけでは出会わなかった経験が出来る事が面白さの一つです。過去のインターンの体験記は、北欧研究所のwebサイトから読んで頂くことができます。
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