投稿者: MikiTakuya

  • インターン体験記:中西萌

    インターン体験記:中西萌

    北欧研究所でのインターンは、たった1ヶ月という短い間でしたが本当にお世話になりました。ここで、インスタグラムの更新と、個人研究をさせて頂きました。

    私はデンマークに来た当初から欧州にいる難民に強い興味を持ち、幸福だと言われるデンマークでの彼らの実態について長い間知りたいと思っていました。しかし、その方法が分からずずっと苦戦していました。留学最後の時期になり、友人から北欧研究所にてインターンを出来るという話を聞きました。そこで個人研究として実際の難民支援現場にアポイントメントを取ってインタビュー調査をさせて頂きました。個人研究を通して、長い間気になっていたデンマーク難民、移民政策の近年の動向による影響を調査し、解明でき楽しかったです。特に難民者へのインタビューを通して日本では聞けないこの実際の声を知る事が出来ました。もうデンマークでやり残したことはありません。
    この1ヶ月の短いインターンでしたが、多くの事を学びました。企画書やアポイントメントのメールの作成方法、初めての英語でのインタビューの仕方、シンクタンクについて等、私にとって今後の人生で為になる事ばかりでした。何度も、もっと早くに北欧研究所の事を知って、長い期間インターンしたかったと思いました。
    たった1ヶ月でしたが、私をインターン生として受け入れて下さり本当にありがとうございました。ここで学んだこの経験は、日本に帰国しても役立てます。

  • インターン体験記:三木拓弥

    インターン体験記:三木拓弥

    2017年10月から2018年6月まで約9か月間、インターン生として北欧研究所の活動に参加しました。コペンハーゲン大学で留学生活を送っていく上で、普通に暮らしていては得られない知見や経験を得たいと思いエントリーしたのです。

    インターンシップでは主に委託業務と、WEBページの更新やSNSの運営を担当しました。委託業務では、デンマークにある企業情報の更新、デンマークの政治や年金制度の情報のアップデート等に取り組んできました。決して楽な仕事ではありませんでしたが、やりがいのある仕事をさせて頂きました。

    委託業務への取り組み方が甘くなってしまったり、なかなか進捗を出せずに悩むことも多々ありましたが、代表や他のメンバーの方からの咤激励を活力に取り組んできました。

    また、インターンを始めてからずっと、Facebookでのデンマークのニュースの投稿を担当してきました。そのおかげで、デンマークについてかなり詳しくなれたと感じています。投稿内容、時間帯など工夫しながら試行錯誤を重ねてやってきました。体調不良等でミーティングに参加できない時期も欠かさず投稿を続けてきたので、最低限の責任は果たせたと感じています。

    このように基本的には自分の担当の仕事や、委託された仕事をこなしてきましたが、自分から提案して始めたこともありました。

    北欧研究所のInstagramのアカウントを開設したのです。開設当初は自分から提案したものの何をしていいかわからず停滞していましたが、新しく加入したインターン生と協力し運営をしていきました。まだ思い切って提案してみて良かったと思います。

    北欧研究所のインターンを通じて、社会に出る前に普段の学生生活では得られない貴重な経験を積み、成長することができました。この経験が今後、社会に出て働いていく上で役に立つことは間違いありません。

    また直接的には業務と関係ありませんが、インターンがきっかけで、個人ブログを開設したり、日本の祭りのボランティアをしたり、日本料理屋でアルバイトをすることになるなど様々な機会を頂き、充実した留学生活を送ることができました。

    お世話になった北欧研究所の皆さん、クライアントの皆様、本当にありがとうございました。

     

  • インターン体験記:熊谷佐和子

    インターン体験記:熊谷佐和子

    <インターンを終えて:熊谷佐和子>

    2018年5月28日

    熊谷佐和子

     

    私は2017年の9月から2018年の6月まで、約8か月間北欧研究所のインターンとして活動させていただきました。北欧研究所では、主に外部から委託されたコンサル業務、個人プロジェクトとして東北地方の東日本大震災復興プロジェクト、個人研究としてのデンマークにおけるジェンダーギャップの調査、北欧研究所のメールマガジンの配信の4つを担当させていただきました。

     

    私にとって今回が初めてのインターン経験ということもあり、最初は戸惑いの連続でした。レポートの書き方やフォーマットの揃え方など、基本的な知識やスキルのなさにも落胆しましたが、いちばん苦悩したのはインターンに臨む姿勢でした。北欧研究所ではメンバーで共同で作業することよりも、割り振られたタスクや自分の興味分野の調査を個人で進めることのほうが多く、週に1回のミーティングで他のメンバーの方に助言をいただくことはできるのですが、そもそも自分がどういうことに興味があるのか、どういう方向性で研究を進めていきたいのか、どういう方法でそれは達成できるのかなど、インターンで求められることは全て「自分」の意向に委ねられていて、それが私にとってはとても難しく、悩みの種でした。それまでの自分を振り返ってみると、確かに日本では大学での授業でも、アルバイトでも、人から与えられた課題や仕事をどうこなすかという視点が行動の中心になっていて、実際に与えられたことをきちんとこなしていれば評価してもらえていたので、自分の頭で「考える」ということを放棄していたなと深く反省しました。インターンを8か月経験した今では、どんな提案をしても「面白そうだね」「やってみなよ」と言っていただける、自由度が高く、年功序列関係なく対等に扱っていただける研究所の環境はとても有難いと思えるのですが、インターンを始めた当初はそのような恵まれた環境を全く活かせていない状態が続いていました。

     

    そんな状況の中、私のインターン活動の転機が11月頃に訪れました。研究所の代表に「もっと自分が興味のあることを自分から提案して、実行してほしい」というお話をされた時に「岩手県盛岡市出身という立場から、デンマークの人にという東北地方の復興状況を伝えるイベントを企画したいです」と初めて自分からやりたいことを発信したのです。すると他のメンバーの方も賛同してくだって、色々な実現方法を一緒に模索していただいたり、日本人のお知り合いの方を紹介していただいたりして、皆さんのご協力のもと、初めて自分が中心となってプロジェクトを成し遂げることができました。また、もう一つの個人活動として、ジェンダーギャップについてインタビュー調査もすることができました。日本にいた時からなぜデンマークは男女平等なのかに興味があったので、デンマーク留学の目標の一つを叶えることもでき、インターンをさせていただいたことでデンマークでの留学生活をより有意義に出来たと思っています。さらに、インターンと並行してアウトプットの練習として書いていたブログも、デンマークでの一つ一つの体験について、きちんと考えて文章化するという習慣づけになり、留学生活にいい影響を与えてくれました。ほかにも、デンマークについてより深く知れた、将来のキャリアプランの展望が見えた、コンサル業務について知見を得られたなど、インターンを通じて得たものは数えきれないほどあり、続けてきて本当に良かったと感じています。

     

    最後になりましたが、お世話になった代表をはじめとする研究所のほかのメンバーの方々はそれぞれの専門分野に精通していたり、海外で様々な経験をされていたりする方が多く、お会いする度に刺激をもらっていました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

     

  • インターン体験記:山田郁大

    インターン体験記:山田郁大

    私は約3か月間北欧研究所でインターンをさせていただきました。非常に短い間でしたが、そこで得られた経験は僕の人生にとってかけがえのないものになったと2つの点で感じています。

     

    1つ目は、インターンを通して「自主性」を磨くことができました。北欧研究所では週1回のミーティングで業務の割り振りや進捗報告を行い、後は各プロジェクトチームや個人での作業になります。そこで求められるのは、ただ指示通りに動くのではなく、業務の内容に沿いながらも、いかにして最高のパフォーマンスを発揮するかを考え、自分から発信していくことだと感じました。そこで私はデンマークに関する報告書を作成した際、デンマークの産業や近年の政策についての傾向を分析し、「この情報を加えた方が良いのではないか」、「こうすると見やすくなるのではないか」、という部分を自身で発信していくよう心掛けました。また個人プロジェクトでは、「デンマークの就労支援」というテーマを掲げ、レポート作成やインタビューの際にアドバイスをいただきながら、僕の考えを尊重していただきました。そのおかげで、デンマークという異国の世界で自分でインタビューを予約し、「これを引き出したら面白いのではないか」と考えながら行動する力が成長したと思います。デンマークでこのような経験をできたおかげで、日本に帰ったらあまり怖いものがないように感じております。自主性を引き延ばしながら、有意義なアドバイスを受けられる環境は非常に恵まれていたなと感謝しています。

     

    2つ目は「やり抜く力」です。デンマーク事情を執筆し、毎回ミーティングで進捗報告をした際には「この内容で本当に大丈夫だろうか」という不安がありました。しかし最後まで信頼してくださり、僕に担当を任せていただきました。そこで自分が納得できるまで情報を追い求めることができました。個人研究レポートでも、インタビュー対象者を自分の思うように獲得できなかったり、時間に焦ったりと悩んだ時期もありました。しかし、それでも「今自分にできることに集中しよう」と、メールの返信が来なかったインタビュー対象者のもとを片っ端から回っていくなど、自分でその状況を打開しようと行動することができました。そして以上のような経験から、最後までやり抜くということは、ただやり抜くだけではないということを感じました。「自分で何をしたいのか」「自分は何をできるのか」という自分の意志が伴って初めて「やり抜く力」というものに意義が出るものだと実感できた気がします。このように成長させていただける環境に出会えたことによって、これから困難な場面に遭遇した際にも、その壁を乗り越えられる気がします。

     

    最後に、私自身3か月経ち、業務のやり方に慣れてきたときに離れなければならず、もっと早くインターンさせていただいていたらと少し後悔しております。代表の安岡さんをはじめとする北欧研究所のメンバーと共に活動できたことを非常に幸せに思います。貴重なお時間をありがとうございました。この経験をこれからの人生でも忘れず、精進していきたいと思います。

  • デンマークの男女平等の秘密:オーフス・女性博物館へのインタビュー

    デンマークの男女平等の秘密:オーフス・女性博物館へのインタビュー

    <タイトル:デンマークの男女平等の秘密:オーフス・女性博物館へのインタビュー>

    熊谷佐和子
    2018年5月28日

    はじめに

     

    デンマークをはじめとする北欧諸国に対して、男女平等な社会というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。実際に私もそのようなイメージを持っており、デンマークがどのようにして男女平等を達成したのかに興味を持ったことがデンマークを留学先に選んだ理由の一つでもあります。デンマークの男女平等さを裏付けるデータの一つとして、OECDが発表している「雇用アウトルック2017」[1]では、男女の収入格差はOECD平均の39.0%に対して、デンマークは24.1%、日本は57.7%であり、日本と比較してかなり労働市場における男女格差が小さいことが読み取れます。
    統計的にはデンマークは国際的に見てもかなりジェンダーギャップの小さい国だとがわかりますが、実際デンマークで仕事や子育てをしている人々はどう感じているのでしょうか?それを明らかにするため、デンマーク在住の女性にインタビューをしてきました。

    インタビュー

     

    デンマーク第二の都市・オーフスにある女性博物館(Kvindemusset)には、デンマークにおけるジェンダーの歴史・実際に性転換をした人の声・来館者がジェンダーについて考えられるような体験設備があります。今回は同博物館の職員である、Julie Rokkjaer Birchさんにデンマークにおけるジェンダーギャップの現状についてインタビューしてきました。以下、インタビュアーの熊谷とJulieさんの会話形式で記します。(S:熊谷、J:Julieさん)

    (さらに…)

  • 東北復興支援プロジェクトを通じて得たもの:熊谷佐和子

    東北復興支援プロジェクトを通じて得たもの:熊谷佐和子

    私は3月にコペンハーゲン大学で、4月にコペンハーゲン桜祭りで東日本大震災の被災地の現状について、岩手県盛岡市出身という立場からプレゼンテーションをさせていただきました。

     

    イベントを開催するにあたって、資金集めや会場探しなど、文字通り一からのスタートでした。イベントを自分で企画・運営するということが私にとって初めての経験だったので、本当に右も左も分からない状態で、初めの頃はイベント運営に協力していただいていた研究所の他のメンバーが提案してくださったアイデアに頼ることが多く、主体的に案を出して動く、ということがなかなか出来ずに苦労しましたが、次第に自分がどうしたいか、という軸でイベントに向き合えるようになりました。

     

    プレゼンテーションの内容に関しても苦心しました。私自身東北出身ではあるのですが、私が住んでいたのは内陸部だったので同じ岩手県内でも沿岸部で津波を経験した人に比べれば受けた被害は非常に小さく、「東北出身だけど被災者ではない」という立場からどんなアプローチで情報発信するべきかということ、日本国内よりも国外でのほうが福島の原発事故に対してネガティブなイメージが未だに根強く残っていること、震災経験者のお涙頂戴的な、感動物語として受け取られないためにはどうしたらよいかということ、そもそもデンマークに在住している人がこのトピックに対して興味を持ってくれるのかということ、などの色々な課題に対処しながらイベント内容を思案しました。

     

    イベント当日は、上述したような不安をよそに、コペンハーゲン大学・桜祭り共に多くの人が集まり、真剣に私の話に耳を傾けてくれ、中にはプレゼンが終わった後に個別に感想を伝えてくださったり、質問しに来てくださったりする方もいて、たくさんのフィードバックをいただくことができました。「被災地の現状を知れてよかった」「東北へどう関わっていくべきかがわかった」などのあたたかい声を寄せていただいた一方で、特に福島に関するこれまでの負のイメージを覆すのはやはり難しいな、ということも実感しました。風評被害などを含めて、震災から7年が経過した今でも復興はまだまだ達成されていないことを痛感したので、このプロジェクトは終わってしまいましたが、これからも復興の状況についてアンテナを張り、東北について発信することは続けていきたいなと思いますし、東北出身者としてそうしていく責任があると考えています。

    (3月15日、コペンハーゲン大学でのイベントの様子)

     

    イベントの本来の開催目的からは少し外れますが、イベントの企画していく中で研究所のメンバーにサポートしていただきながらデンマーク在住のの日本人の方と知り合えたのも大きな収穫でした。日本から遠く離れたデンマークという国で、日本人の方が様々な形で暮らしているというのを知れたことは、ちょうど自分自身の将来について考えていた時期とも重なっていたので私にとって非常に有意義でした。図らずも期待以上の成果がこのプロジェクトを通じて得られ、よかったと思っています。

     

    「被災地のために何かできないか」というのは日本にいた頃からずっと考えていたことだったので、今回このような形で、そしてデンマークという地でアウトプットさせていただくという貴重な機会をいただけて本当に感謝しています。最後になりましたが、当イベントに関わってくださった全ての方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

     

  • 『国が支えるフリースクール フォルケホイスコーレとは? デンマークの「人を幸せにする仕組み」5』が掲載されました

    Japan In-depthに弊社の田中亜季が執筆した『国が支えるフリースクール フォルケホイスコーレとは? デンマークの「人を幸せにする仕組み」5

    が公開されました。本記事はデンマークの成人教育機関フォルケホイスコーレについて書かれた記事です。是非ご一読ください。

  • 「デンマーク 広がる電子化の波」が公開されました。

    「デンマーク 広がる電子化の波」が公開されました。

    Japan In-depthに弊社代表安岡美佳と田中亜季が執筆した「デンマーク 広がる電子化の波」が公開されました。本記事はデンマークにおける電子決済の広がりや銀行の取り組み等について解説しています。是非ご一読ください。

  • 「電気利用がエコになる 欧州データ最前線」が公開されました

    「電気利用がエコになる 欧州データ最前線」が公開されました

    エネフロ(Energy Frontline)に弊社代表安岡美佳と三木拓弥が執筆した「電気利用がエコになる 欧州データ最前線」が掲載されました。本記事はデンマークに設置される国際IT企業のデータセンターや洋上風力発電について解説しています。是非ご一読ください。

  • デンマークのスマート交通についての記事が公開されました。

    デンマークのスマート交通についての記事が公開されました。

    Huaweiのウェブサイトに弊社代表安岡美佳が執筆した「データの活用で快適な都市生活を実現するデンマークのスマート交通」が掲載されました。
    デンマークで急速に進む交通のスマート化について解説しています。是非、ご一読ください。

  • インターン体験記:津久井柚花

    昨年の9月から12月までの3か月間インターン生としてお世話になりました。

    私がインターンを始めた理由は、ただ日々生活して感じるだけではなく、デンマークについてより深く知りたいと思ったからでした。
    結果、デンマークについて知識を得たのはもちろんですが、ただデンマークはいい国だっただけで終わっていただろうことが、インターンをしたことによってその背景にはどういった取り組みがあるのか、自分はデンマークから何を学べるか等、今まで興味のなかったことや新しい考え方を学ぶきっかけにもなりました。

    例えば移民や難民について調べた際に、以前までこれらの分野に興味がなかったものの、調べていくうちに興味が出てきて、実際ドイツやデンマークの人たちに彼らを受け入れることをどう思うのか聞いたことで、日本では感じることができなかった思いを知ることが出来ました。
    自分の興味のあった自動車の分野でも、自分がしたいことをどんどん挑戦させてもらえたことで、自分が知りたかったもの以上のことを得ることが出来ました。

    住んでいた町から毎週コペンハーゲンに行くのもひとつの楽しみでしたが、日本から様々な思いでデンマークに来ている方たちと交流することもとても刺激的でした。
    私自身日本が好きで今後も日本に住んでいたいと思っています。しかしこうやってたまに海外で生活したり、全く違う考え方を持っている人たちと関わることで、自分自身の成長に繋がっていくとも実感しています。

    今回、インターンを通してそういったことを学ぶ機会を本当にたくさん与えてもらいました。3か月という短い間でしたが、得たものは多く後悔なく日本に帰国できました。今後は日本でこの経験を生かしていきたいと思います。
    短いながらもご指導、アドバイス、日々の生活の何気ない話まで、素敵な機会をいただき、本当にありがとうございました。

  • 「不都合な真実」が公開されました

    エネフロ(Energy Frontline)に弊社代表安岡美佳と津久井柚花が執筆した「不都合な真実」が掲載されました。本記事は、デンマークの電気自動車を含めた自動車利用事情についての驚きの事実を綴ったたものです。ぜひご一読ください。https://ene-fro.com/article/ef34_a1/