投稿者: japanordic

  • 雑誌:Nordic Curator 2016 販売のお知らせ

    北欧研究所のメンバーが中心となり編集を行った「Nordic Curator 2016 」がAmazon, Kindle本コーナーにて販売中となっております。クリスチャニア、イヤマ、フォルケホイスコーレに関する体験記事やインタビューなど、現地で暮らす私達だから見える北欧の”今”にご興味のある方は是非ご一読ください。

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  • 新プロジェクトのお知らせ

    「世界の先端を行くICT社会-北欧ICT事情」の新規プロジェクトとして、「ハピネステクノロジ:幸せをもたらすIT」プロジェクトを開始しました。詳細はこちらをご覧ください。

  • インターン体験記

    2015-2016年期のインターン生のインターン体験記が、アップされました。インターンを希望されている方は、過去の体験記を含めぜひご覧ください。

  • 北欧研究所で創造した自分だけの軸

    北欧研究所で創造した自分だけの軸

    日本から遠く離れた国、デンマークでのインターン。交換留学を始めた2015年9月から終了の翌年7月まで本格的に北欧研究所での活動に携わらせて頂いた。 (さらに…)

  • ハピネステクノロジ:幸せをもたらすIT

    ハピネステクノロジ:幸せをもたらすIT

    なにが人を幸せにするのか?幸せの国といわれるデンマークで、幸せをもたらす要因は何かを調査分析すると同時に 、ITがいかに幸せを支援することができるのか、幸せをもたらす技術(Happiness Technology)を構築していきます。
    本プロジェクトでは、人を幸せにするITの仕組みを調査し、また、センサー技術やモチベーション技術を活用した幸せをもたらすためのITシステムやサービス『Happiness Technology』の構築を、北欧発の参加がデザイン手法やリビングラボを通して目指します。 (さらに…)

  • デンマークで建築デザインを学ぶ JaDAS2016

    デンマークで建築デザインを学ぶ JaDAS2016

    北欧研究所では、日本人学生と北欧人学生が建築文化を交流する機会を提供します。プログラムを通して、参加者は建築デザインの成果物だけでなく、デザインプロセスや学び方も含めた、日本と北欧の建築文化の違いを相互に学びます。 (さらに…)

  • デンマークではなぜ若い世代にオーガニック消費が広がっているのか

     

    デンマークはオーガニック食材の市場シェアが7.6%と高く(EU加盟国の中でトップのシェア率)、スーパーマーケットに買い物へ行ってもオーガニック食材のマークである「økologisk」マークの付いた食材を見かけることが多い。
    また、2014年度において、年代別の統計でみたときには、29歳以下のオーガニック食材のシェアが10.3%と、ほかのどの世代よりも上回る率となっていることも分かった。[1] なぜ、今デンマークでは若年層においてオーガニック食材のシェアが広がってきているのだろうか?デンマーク政府によるオーガニック教育政策と、格安スーパーなどでの取り扱いや価格などの視点から考察する。

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  • 「デンマークにおけるマタニティハラスメント」を公開しました。

    「デンマークにおけるマタニティハラスメント」を公開しました。

    「デンマークにおけるマタニティハラスメント」を公開しました。

    本エッセイは、北欧研究所のNoteで見ることができます。

  • 幸福とは? Vol.6 デンマークのアートから見る幸福観―番外編

    幸福とは? Vol.6 デンマークのアートから見る幸福観―番外編

    『幸福とは? Vol.6 デンマークのアートから見る幸福観』の記事本編はこちらから

     

    最後まで読んでくださった読者の皆様に、有子さんが教えてくださった非常に貴重なエピソードをここで紹介したい。以下の文章は、有子さんの会話体とする。 (さらに…)

  • 幸福とは? Vol.6 デンマークのアートから見る幸福観

    幸福とは? Vol.6 デンマークのアートから見る幸福観

    学校や図書館、病院など、デンマークには至る所にアートが溢れ、週末には、コペンハーゲンから北に約35km離れたルイジアナ現代美術館へ多くの人が訪れる。デンマーク人の幸福観を語る上で、アートは最も需要な要素の1つと言えるであろう。 (さらに…)

  • 【企業インタビュー:アウトソーシング企業 ISS】 企業が多様性を促進させる訳とは

    【企業インタビュー:アウトソーシング企業 ISS】 企業が多様性を促進させる訳とは

    デンマーク発のアウトソーシング企業であるISSは、企業戦略として積極的にダイバーシティを促進している(前回記事を参考)。この取り組みは、女性の社会進出が進み、また移民との融合を模索するデンマーク社会の縮図のように感じられる。今回は、ダイバーシティ化についてISSデンマークにインタビューを行った内容を基に、企業の多様性について考察する。インタビューは、2016年、2月26日に、コペンハーゲンにて、ISSデンマークの広報担当アンネ・アンカー氏に行った。 (さらに…)

  • 日本とデンマークの留学事情 vol.1 

    日本とデンマークの留学事情 vol.1 

    「留学」という世界的なトレンド

     経済のグローバル化が進む中で、国境を超える学生が世界的に急増している。OECDの統計によれば、他国の高等教育機関で学ぶ学生数は300万人(2007)から450万人(2012)と、わずか7年で1.5倍になった。「留学[1]」は、日本とデンマークにおいても政策レベルで議論されるテーマとなっている。

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  • スウェーデンの物乞いは何者か ~PART1~ -ロマという民族について―

    “Hej hej(スウェーデン語でこんにちはという意味)~!”

     

    地面に座ってコップに入った小銭をジャラジャラ。スウェーデンの大学都市ルンドでは、スーパーなどのお店の前では必ず「彼ら」が通行人にお金をたかっている。私は社会福祉のイメージを持っていたスウェーデンに留学に来た当初こそ、彼らが目に付き対応に困っていた。だが、だんだん無視するようになっていた。 (さらに…)

  • 幸福とは? Vol.5 デンマーク人のギャップ・イヤーから見る幸福観

    幸福とは? Vol.5 デンマーク人のギャップ・イヤーから見る幸福観

     『幸福とは? ギャップ・イヤーについてのインタビュー』という記事を執筆するにあたり、3人のデンマーク人に彼らの自身経験や、ギャップ・イヤーに対する考え方をインタビューした。現在、彼らはギャップ・イヤーで培った経験、キャリア、そして、考え方を存分に活かし、自分たちの道を力強く突き進んでいる。 (さらに…)

  • ロボットの活用法と「リビングラボ」という仕組み

    ロボットの活用法と「リビングラボ」という仕組み

    昨年末に執筆した記事が、デンマーク日本人会の会誌に掲載された。題して、「福祉テクノロジーを醸成、リビングラボの挑戦」。デンマークにおける福祉テクノロジー事情と新しい実証実験のカタチ「リビングラボ」について執筆したものです。見開き2ページの短い記事ですが、新技術を社会に導入する際の課題、さらに社会に技術導入をより望ましい形で実現するための方策「リビングラボ」について解説しています。

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  • 光がテーマ、スマートシティの取り組み

    光がテーマ、スマートシティの取り組み

    2日間に渡るJLMA日本照明工業会の視察において通訳及びアテンドを実施しました。現在、コペンハーゲン市を中心に街路灯の取り替えが進み、同時に、「あかり」をスマートシティの基幹情報ネットワークに活用する方策が模索されています。光という切り口で、未来が見えて来る、そんな新しい動きの一端がが日本視察団に紹介されました。

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  • 幸福とは? Vol.4 ギャップ・イヤーについてのインタビュー(3)

    幸福とは? Vol.4 ギャップ・イヤーについてのインタビュー(3)

     連載中の記事、『幸福とは?  ギャップ・イヤーについてのインタビュー』シリーズに引き続き、今回は、大学入学前に1年間のギャップ・イヤーを取ったコペンハーゲン大学日本語学科3回生のJosefine Amalie Prætekjær (ヨセフィネ・アマリエ・プラステケア)さんに彼女の素晴らしい経験と幸福観についてインタビューをした。以下の文章は、B:林、J:ヨセフィネ の会話体とする。 (さらに…)

  • 生徒たちとデザインする中学校の庭 “Our Project”

    生徒たちとデザインする中学校の庭 “Our Project”

    コペンハーゲン近郊にあるフォルケスコーレ(小中一貫学校の義務教育機関)の庭をデザインする機会を頂いた。この話は普段仲良くさせて頂いているフォルケホイスコーレ(成人教育機関)のひとつ、クローロップホイスコーレから間接的に頂いたため、直接フォルケスコーレの方と話したわけではないが、現在使われていない庭が校舎裏にあり、そこを子どもたちが遊んだり野外学習したり出来るような場所として生まれ変わらせてほしいという要望のようである。 (さらに…)

  • “作曲”が私と世界をつなぐ デンマークの日本人作曲家・吉田文さんインタビュー

    “作曲”が私と世界をつなぐ デンマークの日本人作曲家・吉田文さんインタビュー

     現在デンマーク音楽院大学院の作曲科へ通い、デンマークを中心としてヨーロッパなどでもコンテンポラリー音楽の作曲家として活動されている吉田文(よしだあや)さん。2016年3月には、自身の作曲した「Double-face」がDanish Radio Symphony Orchestraによって演奏されメディアでも高い評価を受けるなど、着実に活躍の場を広げられています。そんな彼女にとっての作曲活動というものについて、また音楽・作曲活動を通じたデンマークという国についてお伺いしました。

     

     

     “作曲”のプロセス

    ”作曲家”が普段どのように”作曲”をしているのかということについては、イメージがなかなかつかない方も多いと思います。そのプロセスから少しご紹介させていただきますね。

    まずは作曲の依頼が入ります。曲にもよりますが、依頼を受ける際に演奏時間が決まっていたり、現実的な制約が先にくる場合が意外と多いです。自由に作曲するのは好きなのですが、今は制約があって、その制約を逆の発想でとらえることによって新しいアイディアが浮かぶという感じです。そしてそのアイディアを、言葉や点を使った絵などを使い、音ではないもので表現しながら膨らませていきます。

    そして次に実際に音にしていくプロセスとなるのですが、これが一番時間がかかります。どのように音符を書いたら実際にどのように楽器が演奏され、どんな音楽になるかというステップを一気に想像しながら書かなければいけないので*、イメージから五線譜の上に音符を書き出す瞬間が一番大変な作業です。音楽全体の構成を作っていくのが最初のステップで、そこから少しずつ音を書いていきます。自分の中でハーモニーの表なども出来上がってきているので、それに少し数学的に番号を付けて、数列を使ったりしながら作曲したりもしますし、割と直感的にやりながらまたうまくいかなかったらやり直す、といった作業をしたりしています。この一人で作曲している時間が一番楽しいと感じますね。

    ここで清書して楽譜が完成となるのですが、完成してから曲として音楽を聴くのは、実際にリハーサルなどで演奏される時が初めてになります。なので最初のリハーサルが一番怖いですね(笑) そしてこの時に現実的な問題(息つぎであったり、技術的な限界であったり) が出てきて、その調整が入ります。でもそこで、自分のアイディアを押し通すか、それとも演奏家の気持ち良さを優先するかで、作品の仕上がりは大きく異なります。私達が作曲した「曲」は、演奏家さんたちというフィルターを通さないとただの「紙」で、彼らを通して初めて私の「音楽」になるので、演奏家さんたちとの関係はとても大事だと思っています。

     

    *オーケストラ楽曲の「Double-face」では52パートもの楽器の音をイメージしながら作曲を行っている。

     

    “自分には音楽しかない“

     私が音楽を始めたきっかけは、2歳のとき、ヤマハのリトミックのクラスに入ったのが最初で、ピアノやグループレッスン、作曲を始めたのは6歳になってからでした。作曲のレッスンは、当時のピアノの先生から勧められて始めました。年に1回ある小学生向けの作曲のコンペティションを目標として1年間を通して作曲をしていくというレッスンを、中学3年まで続けました。

     そのコンペティションでは、作った曲を自分で弾くというのが鉄則だったので、「弾けないもの、弾きにくいものは書かない」ことにしていました(笑) でもそれは今の私にとってもいい経験だったと思います。弾く側、演奏する側の気持ちをそこで知ることができました。また、エレクトーンのコンクールで課題曲を自由に選べるときに自分の曲を弾いた時には、自由に弾くことができてとても楽しかったことを覚えています。何か決められたことをやるよりも、自由にやることが当時からすごく大好きでした。

     当時から音楽を続けていることに抵抗が全くなかったわけではなく、むしろレッスンに行くのは嫌いでした。なぜ練習しなくちゃいけないのかもわからないし、毎日のように母と喧嘩していました。でもなんとなくですが、「辞める」という選択肢は当時から無かったですね。子供ながらに、自分にはこれ(音楽)しかないと思っていたんだと思います。小学校くらいの頃、あの子は走るのが速い、あの子は計算ドリルを解くのが早いなどそれぞれの個性がある中で、私にはそれが「音楽」だというのをどこか自覚していて、私は音楽があるから自分がここに居てもいいという風に感じていたのだと思います。

     

    デンマークで見つけた「私の音楽」

     実は私、デンマークに来てから最初のコンサートがあるまでの間、しばらく作曲活動をしていなかった時期があり、自分の”存在価値”が本当にわからなくなってしまったことがありました。

     当時私はデンマークでたった一人の「女性日本人作曲家」であり**、「女性作曲家」と「日本人作曲家」というふたつの大きな看板を背負わなくてはいけませんでした。その大きな二つの看板を背負っているというプレッシャーの中で、じゃあ“その中で自分は何ができるだろうか”、”自分は何者なのか”という新しい視点が生まれました。自分の中の何かが変わったわけではないですが、デンマークという土地に来て新しい視点が加わったことで、より深く自分を知ることができるようになった気がします。

     その後、久しぶりに曲を書く!となったとき、「今自分は何を書いたらいいのかな?」というところから、しっかりと自分を見つめなおして書くことができました。そしてそのコンサートの後、とあるおばあさんに声をかけられて、そのおばあさんに、「とてもあなたらしい”音楽”だったわよ」と言われて、ものすごく嬉しかったのをとてもよく覚えています。そんな風に表現してもらえたのは初めてでした。“ノイズ”ではなくて“音楽”だったと言ってもらえたことがすごく嬉しくて、その時にやっと、「あ、自分はここに居てもいいんだ、私と音楽は共に在るんだな」と感じました。もう、音楽がないと、歩いているのも怖いと感じるくらい。作曲の時間をあけたことでちょっとリセットされたというか、生まれ変わったというか、新しい土地で新しい気持ちで書けた作品だったので、またそういった感情が強く出たのかなと思います。

     

    **入学当初、女性作曲家は1名のみ、日本人はもう一人(男性)がいた。今年度は女性は3名、日本人は吉田さんのみ。全体的にデンマークの女性作曲家は少ないそうです。

     

    デンマークから世界へ

     デンマークという国では、音楽という業界においても、非常に個人が尊重されています。やりたくないことはやらなくてもいいし、逆にやりたいことはどれだけやってもいい。同僚たちには全く競争意識もなく、たとえば人に自分の意見をひとつのアイディアとして伝えることがあっても、決して批判することはありません。それもとても心地よく、新鮮でした。また作曲家が作曲するための期間をしっかり与えられ、さらにその期間は尊重され、そこに充分な報酬も支払われる国は他になかなかありません。デンマークは、とても“作曲家が作曲家として生きていくことができる環境がある国”であると感じます。

     これから、卒業して2年くらいはまだデンマークを拠点にして活動を続けていきたいと思っています。私にとっての「作曲」とは、自分の世界を広めるためのひとつのきっかけなのかなと思います。これから、どういう風に自分の作品の可能性を広げていけるのか、自分の活動の方向性なども見極めながら、一番適した場所をゆっくり探していきたいと思っています。

     

     

     


    吉田 文 (よしだ あや)- 作曲家
    Aya Yoshida | Composer
    Website: https://ayayoshidacomposer.com/

  • 幸福とは? Vol.3 bOblesの遊べる家具から見るデンマーク人の幸福観

    幸福とは? Vol.3 bOblesの遊べる家具から見るデンマーク人の幸福観

     「遊べる家具」とは? bObles[1]の製品コンセプトに私は純粋な疑問を持った。なぜなら、「遊べる」と「家具」という私にとって相容れない2つの言葉のつながりにピンとこなかったからである。家具で遊ぶ?幼い頃、机や椅子などの家具に乗って遊ぶと、決まって両親に叱られた。私を含め、「家具では遊んではいけない」という固定観念を多くの人が持っているのではなかろうか。それを良い意味で壊してしまう斬新な発想がbOblesの遊べる家具に吹き込まれている。 (さらに…)

  • 科学者と市民をつなぐ”場”をデザインする: “Science & Cocktails”

    科学者と市民をつなぐ”場”をデザインする: “Science & Cocktails”

    デンマークの大学におけるサイエンスコミュニケーションの位置づけ

    デンマークでは大学の持つ役割として、研究・教育の2大要素に加え、知識・文化のリポジトリとして市民に対してのアウトリーチ活動に重きをおくようにと、大学の運営方針を定める大学法令:「The Danish Act on Universities (the University Act)」により定められている。その為、デンマークでは研究者が直接市民との対話を行う、所謂”サイエンスコミュニケーション”がさまざまな形で活発に行われており、この”Science & Cocktails”もまたデンマーク(コペンハーゲン)を代表するひとつの若者に人気のある、そして非常にアクティブな科学者と一般市民の交流の場となっている。

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  • ダイバーシティを促進し世界で活躍:アウトソーシングサービス企業 ISS

    ダイバーシティを促進し世界で活躍:アウトソーシングサービス企業 ISS

    北欧の国デンマークは、よく高福祉社会が注目されるが、それを支えるのは強い経済力である。IMD発表の国
    際競争力指数は8位(日本27位、2015年)。また、世銀が行ったビジネス環境ランキングにおいても3位である(同34位、2015年)。豊かさの指標として引用される国民一人当たりのGDPは、日本25位に対し、デンマークは世界8位を誇る(IMF発表、2015年)。 (さらに…)

  • デンマーク政治における右派と左派:2015年総選挙の争点

    デンマーク政治における右派と左派:2015年総選挙の争点

    【デンマークの右派と左派】

    デンマークは、右派ブロックと左派ブロックがはっきりと分かれています。その一方で、両者は中道右派、中道左派と評されるように、政策面においては同じ方針を掲げることもあります。2015年6月の総選挙の際には、社会保障政策について社会民主党のトーニング・シュミット党首が高齢者医療、教育、公的調査に390億デンマーククローネを投入すると発表し、継続した福祉国家への投資を保障したのに対し、自由党は公的セクターを削減し効率化を主張していました。そんな中、右派ブロックに属し極右と評されることもあるデンマーク国民党は、移民政策や反EU政策を中心に主張を展開していました。

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  • 幸福とは? Vol.2 ギャップ・イヤーについてのインタビュー(2)

    幸福とは? Vol.2 ギャップ・イヤーについてのインタビュー(2)

    前回の記事(幸福とは? Vol.1  ギャップ・イヤーについてのインタビュー)の内容に引き続き、今回は2回(合計3年間)のギャップ・イヤーを取ったコペンハーゲン大学日本語学科1回生のIda Marie Martensen(イダ・マリエ・マーテンセン)さんに彼女の素晴らしい経験と幸福観についてインタビューをした。 (さらに…)

  • インターンを振り返って/宮崎愛子

    インターンを振り返って/宮崎愛子

    2015年11月と12月の2か月間のインターンシップが終わりました。インターン生として、2015年12月3日に行われたデンマークのEU国民投票についてのインタビュー調査に取り組ませていただきました。私にとってここでの活動は、学部卒業論文の執筆だけでなく、留学自体の目的達成にも重要な意味を持ちました。

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  • 新年のご挨拶

    新年のご挨拶

    新年明けましておめでとうございます。皆様それぞれに充実した年末、年明けを迎えられたことと思います。私は、デンマークで伝統的かつ静かなクリスマスを過ごし、この国らしく花火と爆竹で騒がしい新年を迎えました。 (さらに…)

  • ミッケラー、イヤマへのインタビューから感じとれること

    ミッケラー、イヤマへのインタビューから感じとれること

    近年、デンマークと日本のビジネス交流は今まで以上に進展を見せている印象を受ける。本エッセイではポップな話題として、ミッケラーとイヤマの事例をとりあげたい。

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  • COP21、気候変動政策について

    COP21、気候変動政策について

    気候変動政策界隈にいる人にとって、気候変動政策締約国会議(COP)は冬の訪れを告げるものかもしれない。今年もCOP関連のニュースの露出が多くなってきた11月、依頼を受けてデンマークのCOPに対する姿勢を調査することとなった。気候変動政策において重要な役割を担う機関のうち3つが調査に応じてくれた。調査過程で気になった話題を幾つか書いておこうと思う。

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  • デンマークの教育予算削減に反対する学生デモ

    デンマークの教育予算削減に反対する学生デモ

    “Nok er Nok!” と大きな文字で書かれた横断幕が、コペンハーゲン大学のアマーキャンパスのホールに垂れ下がっていた。英語に直訳すると、”Enough is enough” となり、日本語では「もう十分だ!」と解釈できる。2016年度のデンマーク国家予算から4年間、教育予算だけで8.7億DKK削減されることが国内で大きな物議を醸し出している。

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  • EUに関する国民投票について(インタビュー5)

    EUに関する国民投票について(インタビュー5)

    昨日、反対53%賛成47%という結果で国民投票が終わりました。最後のインタビュー記事となりますが、社会民主党の政治家Mette Reissmann (メッテ・ライスマン)さんにお話を聞かせていただきました。 (さらに…)