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  • 「ニューノルディックフード」がAmazonで発売されました

    「ニューノルディックフード」がAmazonで発売されました

    2018年9月26日、北欧研究所によるホワイトペーパー「ニューノルディックフード」の予約注文販売をアマゾンにて開始いたしました。

    予約注文頂いた方限定で、特別価格(100円)でご提供しております。こちらの販売記念キャンペーン期間は10月3日までの1週間になります。

     

    [内容紹介]

    世界のガストロノミー界に衝撃をもたらしたデンマーク発の新北欧料理。

    本ホワイトペーパーは、新北欧料理の概略と解説、およびレストランガイドで構成されている。

    レストランガイドは、北欧研究所の所員による実際の訪問経験をもとにビジネスで活用できる場所を前提にリストアップし、レストラン選択の判断材料として、日本人的観点からの主観的なレビューを掲載している。

    皆様のインフォーマルビジネスツールとして活用いただきたい。

     

    本ホワイトペーパーは、こちらから入手いただけます。是非ご一読ください。

  • 変容を遂げるデンマークの食事情

    変容を遂げるデンマークの食事情

    長い間,土地が肥沃とは言いがたく収穫可能な食材が限定されていた国土を持つデンマーク人にとって,食事は,栄養補給が主な目的だった。
    朝はパンとチーズ,昼はライ麦パンに酢漬けのニシンや卵,ハムやミートボールをのせたオープンサンドイッチ,夜は,肉,煮込んだじゃがいも,グレービーソースなどが定番だ。
    外食文化も成熟していたとは言いがたく,外食は一年に数回,高級フレンチが一般的だった。

    90年後半から2008年に欧州の経済危機に連動し,国内の不動産バブルが弾けるまでの間は,デンマークは好景気を享受し,海外からの多様な食文化,ストリートフードが流入した。
    時期を同じくして,デンマークのクラウス・マイヤーとレストランnomaのレネ・レゼッピが,北欧料理の探求のために10項目からなる北欧キュイジーヌのマニフェストを宣言し,北欧は食の砂漠地帯と考えられていただけに,余計に国内外の注目を集めるようになる。
    北欧キュイジーヌは,科学的知見と料理芸術の融合に基づく,伝統的な北欧素材を重視し新しい視点で活用する,より健康的な食を推進するなどの項目からなるもので,マニフェストを遵守しているレストランが,ニューノルディクフードとして認定される。
    主催の2人が関わるレストランnomaは,世界一のレストランに連続して選ばれており,世界的な注目も手伝って北欧人たちの食に対する認識が変容していった。

    レストランは,過去十年で,種類数とともに増加傾向にあり,気軽に食べられるレストランから高級料理店まで幅広い選択肢が得られるようになってきた。
    近年は,気軽につまめるワインバーや地ビール醸造所などに併設されているレストラン,コペンハーゲン中心地のイスラエル広場に新しく作られた屋根付きのマーケットなどが人気を見せている。
    マーケットでは,世界各地からの食材を入手することができるだけでなく,カウンターでの飲食も可能だ。
    従来から人気のビールにも変化が見られる。フレーバービールなど新しい視点からのビールがトレンドで,地ビール醸造所などでも楽しむことができるが,前述のマーケットやスーパーの品揃えも充実してきている。

    カフェは,軽食などもできる従来の格式あるフレンチ風カフェがあいかわずの盛況を見せるが,デンマークの草の根的なカフェも増加している。
    一風変わったカフェも散見され,最近は得に社会貢献を目的としてほぼボランティアで賄われるカフェや,廃棄食材を活用するカフェ,子連れのための設備が充実しているカフェなどだ。
    人道援助や平等社会の構築などに積極的なデンマーク,子育て環境の充実なデンマークというイメージにまさに合致する傾向が見られるといえる。

    日本食は,提供する店は増加しているとはいえ,多くが日本以外のアジア諸国出身者の運営で,まだまだ日本食といえば「スシ」というイメージが残る。スシに関しても,伝統的な寿司ではなく,裏巻きや地元の食材を活用したファッショナブルなスシが主流で,最近では,コペンハーゲン・チボリホテルの最上階にあるスシレストランが注目される。デンマークでは,食に関しては,フランスからの影響が大きく,フランスで流行った焼酎,日本酒,ウィスキーや「旨味」「ゆず」などの食用語などが,食通の間では注目されている。
    日本食をデンマークで流行らせたいのであれば、「フランスから入れ」とは、デンマークの食通の弁だ。

  • 新北欧料理(ニューノルディックフード)とは?

    新北欧料理(ニューノルディックフード)とは?

    北欧は、長い間食の砂漠地帯と考えられていたましたが、デンマークの食文化の伝道師ともいえるクラウス・マイヤー氏とレストランnomaトップシェ フのレネ・レゼッピ氏が、北欧料理の探求のために10項目からなる北欧キュイジーヌのマニフェストを宣言し、食を取り巻く環境に大きく変化が見られています。
    Nomaを初めとした 新北欧料理のレストラン群は、その提供される料理の斬新さから国内外の注目を集めるようになっています。

    新北欧 料理として認定されるには, マニフェスト項目を遵守していなくてはなりません。マニフェストは、世界一の科学的知見と料理芸術の融合に基づく,伝統的な北欧素材を重視し新しい視点で 活用する、より健康的な食を推進するなどの項目からなり、そのような条項を備えているレストランが、ニューノルディクフード として認定されるのです。
    新北欧料理運動を主導する2人が関わるレストランnomaは、世界のレストランランキングに連続して選出され、 世界的な注目も手伝い、北欧人たちの食に対する認識が今まさに変容を遂げているといえます。

  • ニューノルディックフードとは?

    新しい北欧の食文化のムーブメントThe New Nordic Foodに関するレクチャと鍵となるレストランやシェフへの訪問を実施しました。The New Nordic Foodに関しては、北欧研究所が執筆したレポートをご覧下さい。

  • デンマークの食品市場調査

    デンマークの食品市場調査

    近年、食の関心の高まるデンマークでは、日本の食材に注目が集まっています。そんな日本の食材の受容度を測るべく、食のプロフェッショナル達やシェフなどを訪問し、インタビュー調査をしました。

    近年、今までにないほど、北欧では、食に注目が集まっています。日本の貴重な食材を隠し味として利用する有名シェフもおり、そのことが話題になるほどです。フランスや米国経由で、日本のUmamiといった味覚やYuzuといった食材などが注目され、料理雑誌にも取り上げられています。日本の地方都市の名産品、特産品などが欧州に輸出される事例が増えたこともあり北欧での日本食材の知名度も挙っているばかりでなく、同時に日本の地方都市の特産品を海外に売り込もうと、多くの方が北欧にも訪問されています。

    北欧研究所は、日本の地方自治体のある日本食材の受容度を測るため、市場調査、インタビュー調査、アテンドと通訳を含む訪問調査のお手伝いを行いました。この自治体は、その後、テイスティングイベントなどをコペンハーゲンで実施し、製品輸出の準備を開始しています。