『価値創造の場』の調査支援

Public Intelligenceのリビングラボ。シニアを支援するITシステムをデザインするために使われる価値創造の場である。

内閣府の知的財産戦略本部が実施している「価値デザイン社会実現に資する実質的なオープンイノベーションの実施に関するタスクフォース」からの依頼を受け、デンマークの企業・価値創造の場、オープンイノベーションの調査支援を行いました。北欧研究所では、訪問先の選定から当日のサポートを実施しました。

数週間にわたる議論を通して訪問先の選定ののち、タスクフォースの方々と一週間に渡りオープンイノベーションの先駆者と言われる民間企業/公共機関を訪問し、イノベーターとのディスカッションを支援致しました。

デンマークでは、スタートアップばかりでなく、伝統を誇る大企業や公共機関も、積極的にオープンイノベーションを推し進めようと模索をつづけています。大企業にとって守るべき伝統や価値があるからこそ、オープンイノベーションは、大企業にとってより困難になりがちですが、自分たちの価値を失わずに、少しづつでも変革を起こして行こうと模索した結果、独自の方策を編み出すことに成功しているようです。ちょっと先行くデンマークの知見は、オープンイノベーションを目指す多くの日本の大企業や公共機関に示唆を与えることになると実感しています。

Spece10の成り立ちやイノベーションの鍵、新しいプロジェクトの説明を受けた。